2023年4月

2月

4月2日(日)

世界的に活躍してきた作曲家の坂本龍一が死去。71歳。東京の中野区に生まれ、幼少時に自由学園で作曲を学ぶ。その後に新宿高校を経て東京芸術大学音楽学部卒。学部を出た後は音響研究所でコンピュータ音楽について学ぶ。この間、友部正人と出会い、スタジオミュージシャンとしてのステージを開始。バイバイ・セッションバンドなどで、りりぃのバックで活躍した。その後、様々なミュージシャンとの交流を経て、1978年に、細野晴臣、高橋幸宏と共にYellow Magic Orchestra(YMO)を結成。当初は全く売れなかったが、ロサンゼルスのグリークシアターでお前座演奏などが話題となり日本でもブレーク。これまた全く売れなかった坂本自身のデビューアルバム「千のナイフ」なども高い表を得るようになった。

民族音楽、アンビエントミュージック、ミニマルミュージックなど数多くのジャンルに渡って作品を発砲し、またルックスも相まって日本では「時代の寵児」ともてはやされた。


坂本龍一は私が最も影響を受けたミュージシャンンの一人である。中学から高校に上がる頃に「BEAUTY」というアルバムを手に入れ、その新しい音楽性に夢中になった。
その後、高校2年の音楽の時間に行われたピアノの発表会では、「The Sheltering Sky」を少しアレンジを加えて弾いている。
また計4度ほど大阪で実演に接した。

坂本龍一の音楽は、私には微弱だがあまたの吸引力を感じさせる。次から次へと軽い引力を持った星が連なっていく。吸引力が弱いからといってそれは決して作品が弱いわけではない。いつも懐かしく心地よい音楽だった。

7月16日(日)

午後2時30分から、京都四條南座で、「若き日の親鸞」を観る。五木寛之の小説を原作に、森脇京子の脚本、齋藤雅文の演出でおこなわれる上演。親鸞聖人ご誕生850年、立教開宗800年を記念してのものである。
親鸞聖人には、藤山扇治郎、恵信尼こと紫野(しの)にはいだしょうこ、そのほかに須賀高匡、春本由香、曾我廼家寛太郎、榊原徹士、嵐芳三郎、三林京子、藤川矢之輔らが出演する。

日本仏教史上最も高名な高僧の一人でありながら、若き日についてはほとんど何も分かっていない親鸞。彼の比叡山時代と吉水の法然上人門下時代を中心に活劇を交えながら作り出したエンターテインメント作品である。これが実際の親鸞の若き日と重なることはほとんどないと思われるが、ともすると難解になりがちなテーマを楽しめる作品に作り上げたことは評価したい。